選択ひとりっ子の我が家
あまちゅ〜は22歳で結婚、26歳で娘を出産した。現在、あまちゅ〜は32歳、娘は6歳。
結婚した頃は、「子供は?まだ作らないの?」
娘を出産したら「二人目は?次は男の子がいいね」
お決まりの質問を受けてきた。子供は二人以上産むのが当たり前なのか。なんだか、その質問をされるたび思う。「まだ、若いんだから」とか、年齢なんて関係ないよ。
あまちゅ〜はもともと昔から子供が苦手だった。子供との接し方がよく分からなかった。変に敬語になるし。だけど、夫と出会い、この人との子供が欲しいと思うようになった。(愛のパワーは凄い)ただ、産むなら女の子が欲しかった。夫の遺伝子を受け継いだ、可愛い女の子(夫は可愛らしい顔をしている)が欲しかった。
そして、夫によく似た女の子が産まれた。もう、私の出産はこれで終わりと思った。
というよりも、産後に仕事復帰をして育児と仕事の両立で自身の体調を崩したこと、投薬治療が必要となったことで次の出産を考える余裕が自分にはなく、気付いたら娘は6歳となっていた。そして、自分の大雑把だけど神経質な性格はあまり育児に向いていないなとも、子育てをしていて思った。周りからは色々と言われるがもう産まない、そう決めた。幸い、夫も私の意見を尊重してくれて、二人目についての話をした時も「それでいいんじゃない。」とあっさり理解してくれた。そういう、価値観が一緒なのは本当に助かっているし、嬉しい。私の夫は、仏の様に優しい人だ。
確かに、ひとりっ子は少ない。だけど、ひとりっ子はひとりっ子ならではの良さがある。私が、ひとりっ子の娘を育てる上で気をつけていることは、
「過干渉にも放置にもならない、適度な距離で接すること」
「子供の意見を尊重すること」
「一人の人間として客観的に見ること」
娘が3歳半くらいの頃に、「あかちゃんがほしい」と一度だけ言われた記憶がある。その時に、「ママは病気もあって、もう赤ちゃんが産めないんだ。」と伝えたら、「そっか」とあっさり納得された。案外、あっさりと受け入れてくれて驚いた。
5歳頃になると、自分がひとりっ子であり兄弟がいないことについてもしっかり理解できるようになる。ひとりっ子で従兄弟もおらず、周りに大人が常に居る環境で育った娘は少し大人びた発言もする。
最近は、「◯◯(娘の名前)はね、将来子供を3人産むの。女の子2人と男の子1人。女の子の名前は、はーとちゃんとぴんくちゃんにするね」といった会話をしている。私は、「◯◯はお世話好きだから、きっといいお母さんになるね。ママ、その時はお手伝いするね」と返す。すると、にっこりと可愛い顔で笑ってくれる。
きっと、娘は私よりもしっかりした素敵なお母さんになると思う。
娘の名前には“ 羽 ”という漢字がある。将来、人として身体も心も美しく成長して、私たちのもとから飛び立って自立して欲しいとの思いで名付けた。その思いもあり、羽という漢字を名前に入れた。きっと、娘は私達が思っている以上に、大きく羽ばたいて社会に出ていくだろう、と最近の成長した娘を見て、ふと親心に思うことがある。